今回のロンドン出張中、滞在中にはなかったお気に入りの新店を発見しました。「Dumplings' Legend」。Chinatownの中心部にある点心屋さんです。
こちらは「精裝小籠包(Pork Siu Loung Bao)」、豚肉の小龍包。皮の端をちぎると中からスープがジュワッと出てきて・・・、夢見心地の旨さでした。なぜこんなにも肉と肉汁と皮と黒酢と生姜が合うのか。小龍包を考案した人物は永遠に称えられるべきであると確信します。ところでこの小龍包、8個で6ポンド(=750円)でした。世界中で店舗展開している台湾の名店「鼎泰豊」の小龍包が日本で6個819円であることを考えると、ロンドンの物価勘案、とてもリーズナブル。
こちらは「芹香鲜蝦腸粉(Prawn Cheung-fun with Celery)」。海老とセロリの腸粉です。プルンプルンの皮とプリッとした海老の食感がたまらない料理です。この腸粉、米粉をベースにデンプンが加えられて皮が作られます。点心メニューでは定番ですが、あまり日本では普及していないような・・・、なぜでしょう。日本人の口にも間違いなく合うと思うのですが。
そしてこちらは「大麵炒(Fried Noodles with Mixed Seafood)」。シンプルなオイスターソース味の海鮮焼きそばながら、実に旨かったのです。少し濃い目ながら、日本人好みの味。かまぼこや海老といった具の中でも、特にソース味にイカがばっちりマッチ。麺もコシがあって、それ自体とても美味しくいただけます。中華街であってもロンドンで日本人を納得させられる麺類にはほとんど出会うことができないので、とても好印象です。
店頭ではこのように職人たちが一生懸命点心作りを続けていました。きっとロンドンに住んでいたら、通っていただろうなあ・・・、そう思える良店です。オススメ。
Dumpling's Legend
★★★★
15-16 Gerrard Street, Chinatown, London, W1D 6JE
Leicester Square駅徒歩5分
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